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西アフリカ マリの旅・6日目-3

2009年1月20日(火) 朝7時に4WDでモプティのホテルを出発して、先ずはドゴン族の暮らすソンゴ村に立ち寄りました。伝統的なドゴンの暮らしぶりを見学して岩山を登りました。3年ごとに行なわれる割礼の儀式会場となる聖域と一面に描かれた岩絵を見ました。悪路を走り、世界遺産・バンディアガラの崖を必死の思いで下りました。再び酷い道路を走って、サンガ村に戻り昼食をとりました。強いアフリカらしい日差しの中、午後のの観光です。ドゴンカントリーの中心となるサンガ村の散策です。サンガ村は、兄が治めたアッパー・サンガと弟が治めたロウワー・サンガの二つに分かれています。アッパー・サンガから歩き始めます。ドゴンの人々は神話を今に生きる人々ですと毎回いっていますが、ドゴンに伝わる創世記神話を紹介します。全知全能の神「アンマ」は、泥を投げて太陽・月・星を造りました。次に粘土を投げて頭を北にむけて横たわる人間の形をした大地を造りました。「アンマ」は大地と交わり男の子「ユルグ」と双子の精霊「ノンモ」が誕生します。「アンマ」は男女一組の人間を作り、この二人から8人の男女が生まれ、それがドゴンの始祖となったといわれています。Dscn0990 Dscn0991

Dscn0994Dscn0993この四角いところは薬を入れるところだそうで村の薬局です。村は、「アンマ」によって創られた大地と同じように頭を北に向けた形で作られており、最初に頭に当たるトグナ(集会所)と月経小屋が作られました。トグナは基本的には木や、石など8本の柱で支えられ、ミレットで屋根が葺かれています。女性が近寄ることは許されません。家も台所が頭、寝室が腹、足の部分が玄関となり、4本の柱は合体した男女4組を現しています。玄関やドアにはドゴンの始祖8名や神々などが象徴的に彫刻されています。と、説明を受けましたが、やたら写真撮影にうるさく、あれもダメ、これもダメと規制がいっぱいでした。女性、聖なる場所は絶対に写してはいけないということでした。Dscn0995 Dscn0996 Dscn0997

マリで始めて見たネコです。

Dscn0999 聖なる儀式を行うところです。ガイドのサガラがチップを渡したようで、撮影の許可が下りました。

Dscn1000  生理中の女性が生活する月経小屋です。絶対撮影禁止のところでしたが何故か・・・・・?

Dscn1002 ドゴンの子ども達が珍しそうに付いて来ます。

Dscn1006 60歳以上の賢者が集まる集会場・トグナです。屋根が低いのは、話し合いの最中に興奮して立ち上がることができないようにとのことだそうです。女性は立ち入り禁止区域なので入ることは出来ませんでした。               

Dscn1007_3 Dscn1009          聖なる場所にいるこの男性は「オゴン」です。オゴンは村の最長老が選ばれ、宗教上の最高聖職者であり、最も神に近い存在です。オゴンは妻や子どもも含めすべての人との接触が禁じられ、多くのタブーを守らなければなりません。毎夜、神は蛇に姿を変え、舌で彼の身体を清めます。オゴンが亡くなった時にトグナの屋根が葺きかえられます。Dscn1010

最初から最後までず~と付いてきた男の子です。モデル代にボールペンをあげました。

Dscn1011   Dscn1013        アラビアの伝説に「悪魔が引き抜いて枝を投げたら、逆さになって根が地上に生えてしまった」といわれているバオバブの木が沢山あります。バオバブはアフリカ、マダガスカル、オーストラリアなどの亜熱帯から熱帯に分布し、長い乾季を伴う乾燥地帯に生育します。5千年から6千年生きられると推測されますが、中心が空洞化するので正確に測量することは困難なようです。捨てるところがないというバオバブですが、樹皮は屋根を葺いたり縄をなうのに使い、葉にはビタミンやミネラルが豊富に含まれ食用になります。甘酸っぱい実の中の種衣は子ども達のおやつになり、種からはオイルが取れます。実の外皮は食器や楽器になります。マラカスのようにしてお土産用に売っていました。葉や根を煎じれば薬となり、大抵の病気は治るそうです。人々はバオバブには精霊が宿ると信じ、植えることも切ることもしないそうです。マリの至る所でこの木を見ることが出来ました。バオバブといえば思い出すのが「星の王子さま」です。サンテェグジュペリはどんな想いでこの木を見ていたんでしょうか?なんて考えながら村の広場でドゴンダンスの始まりを待っていました。Dscn1014 Dscn1016 Dscn1019 Dscn1020     Dscn1021_2 Dscn1022 Dscn1023 Dscn1024 Dscn1025 Dscn1026 Dscn1027

ドゴンといえば神話と宇宙観そして仮面ダンスです。葬送儀礼でおこなわれる仮面ダンスや、60年ごとにおこなわれる「シギの祭り」、12年に一度祖先の霊を祀るダマがあります。その昔、ドゴンには死は存在しませんでした。年老いた人は蛇に姿を変え、さらに精霊ノンモとなります。ある一人の老人が蛇になったとき、タブーとされる人間の言葉を発し、彼は蛇の姿で死んでしまいます。それがドゴンに訪れた最初の死です。「シギ」は蛇の姿で死んでしまった先祖への儀式であり、世代の更新を象徴します。このときドゴン最大の蛇の仮面・イミナナが新たに作られます。ダマは12年間の間に亡くなった人々の魂を弔うため、男達が洞窟にこもり仮面を作ります。この仮面には魂が宿り、悪霊を追い払う霊力があるといわれています。死者の魂を体から引き離しドゴンの人々を守る先祖となるべき儀式の最後に仮面ダンスがおこなわれます。一つ一つの仮面にいわれがあり、貴重な仮面ダンスも今では観光の目玉になっているようです。バオバブの繊維をハイビスカスで染めた赤い腰蓑を巻き、神話と宇宙観に基づいた仮面を付け、タムタムの単調な音楽に合わせ踊っていました。先ほど村を歩いたときに見かけて人たちでした。観光案内をしたりダンスを踊ったりと、結構忙しいんですね。アフリカではよく見るダンスでさほど珍しくもなく、朝からの歩き疲れで欠伸をしながら見ていました。出番のないときは木の枝によっかかってサボっているのもいました。汚い水を飲んで病気になり、瘤取り爺さんになった仮面は解り易かったです。

来た道を揺られモプティのホテルに到着した時は、すっかり暗くなっていました。

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